仕事を辞めたいと思う前に準備すべきこと【退職・転職の不安と対策】

仕事を辞めたいと思う前に準備すべきこと【退職・転職の不安と対策】 仕事・転職

私は、現在は英語関係の仕事をしていますが、それまではエンジニアとして会社に勤めていました。
そんな私に、会社を辞めるという転機は、突然訪れました。

でも、転機が来ても、そんなに不安を感じませんでした。
それは、会社を辞めたいと思う前から、準備をしていたからです。

突然、仕事を辞めることになったけど、そこまで心配しなかったのは、事前に、不安やリスクを減らすことができていたからだと思う。

不安やリスクを減らすって難しそう。。。

すぐにできることもあるよ。

経済的にもとても効果があるので、仕事を辞めたり、転職する予定がなくても、やっておくのがおすすめだよ。

この記事では、仕事を辞めたいと思う前に、準備しておく3つのことをお伝えします。
すでに仕事を辞めてしまった方にも参考になると思います。

仕事を辞めたいと思う前に準備しましょう【転機は突然です】

仕事を辞めたいと思う前に準備しましょう【転機は突然です】

会社を辞める少し前までは、長く働き続けるつもりでした。

勤めていた会社は、リストラもおこなわず、辞める人も少なく安定した会社でした。
長く勤めているとそれなりに不満も出てきますが、私も辞めてしまうことになるとは思ってもいませんでした。

そんな私が、会社を辞めるきっかけになったのは、所属部署の再編です。
採算を改善するためのもので、リストラを伴うものでもなく、どの会社でもあることだと思います。

でも、そのときは、今までにない大きな規模での組織の見直しがおこなわれました。
このタイミングであれば、あまり迷惑をかけずに辞められるだろうと思い立って、会社を辞めました。

今、思い返すと、会社の方針や会社の求める人材と自分の生き方に、ズレを感じるようになっていた部分もありました。
生き方を変えるチャンスを待っていたような気もします。

それでも会社を辞めて転職しようとまでは思っていませんでした。
そうしているうちに、突然、会社を辞めるタイミングが来ました。

このように書くと、全くの無計画で仕事を辞めたように見えるかもしれませんが、実際には、3つの準備をしていました。

3つの準備が、仕事を辞めて転職するときに感じる不安やリスクを減らしてくれました。
そんな私の経験もあり、仕事を辞めたり、転職する予定がない方も、事前に準備しておくことをおすすめします。

仕事を辞めて転職するための3つの準備【不安とリスクを減らしましょう】

仕事を辞めて転職するための3つの準備【不安とリスクを減らしましょう】

仕事を辞めたり転職するには、どれだけ準備しても、いくらかの思い切りは必要かもしれません。
でも、その前にできるだけ不安やリスクを減らしておくことが大切です。

そのために、以下の3つの準備をおすすめします。

仕事を辞める前の3つの準備

  1. お金を管理・節約しておくこと
  2. 社会的信用の低下に備えておくこと
  3. 自分の市場価値を知っておくこと

どれも大げさなものではありませんが、精神的、経済的に余裕を持たせてくれます。
私もこの準備をしていなかったら、自分が思い立ったタイミングで、辞められなかったかもしれません。

それぞれについてお話します。

1. お金を管理・節約しておくこと

やっぱり心配になるのは、お金です。
当たり前のことですが、仕事を辞めると収入がなくなります。

転職や独立後に、それまで以上の収入がすぐに得られるとは限りません。
新しい仕事のために引っ越しをしたり、準備をするためのお金も必要です。

条件を満たせば失業手当も受けられますが、それでもお金を持っておくに越したことはありません。

具体的にやっておくことは、2つです。

お金の管理・節約

  1. 収入がなくても生活できる期間を把握しておく
  2. 効果の大きい節約をしておく

i. 収入がなくても生活できる期間を把握しておく

まずは収入がなくても、どのくらいの期間なら生活できるか、普段から把握しておきましょう。

特にサラリーマンの方は、毎月一定の収入があることが当たり前なので、考える機会が少ないかもしれません。

以下のように、計算するだけです。

生活できる期間=(貯蓄+退職金+失業手当-転職準備金)÷毎月の支出

転職準備金とは、転職のための引っ越しや必要なものの購入費用です。

実際には、各種税金、年金、健康保険などの支払いも必要になるので、退職金や失業手当は少なめに見積もるなどの余裕を持った計算をしましょう。
失業手当や転職準備金を考えずに、おおざっぱに把握しておくだけでも良いと思います。

「〇〇円の貯蓄がある」ではなく、「どのくらいの期間、生活できるか」を把握することがポイントです。
期間が分かっていると、実際に仕事を辞めることになっても、辞めた後のスケジュールも立てやすくなります。

「今仕事を辞めても、〇ヶ月は生活できる」と具体的に知っておくことで、「今仕事を辞めても生活できるだろうか?」という漠然とした不安を減らせます。
仕事を辞めることに限りませんが、漠然とした不安は、具体的な行動を鈍らせます。

私の場合、生活できる期間が分かっていたため、会社を辞める不安も少なく、辞めた後もあわてずに済みました。

より詳しく考えてみたい方は、ファイナンシャルプランナーに相談するのも良いでしょう。私も相談しました。

不安やリスクを大きくしてしまうのは、何も知らずに仕事を辞めてしまうことです。
お金について考えることは、自分の人生について考えるきっかけにもなるのでおすすめです。

ii. 効果の大きい節約をしておく

節約をおこない、収入がなくても生活できる期間を延ばしましょう。

”節約”と聞くと、生活が窮屈になったり、面倒な気がして、苦手な方もいるかもしれません。

そんな方でも実行できるように、毎月一定の金額がかかる固定費を中心に、効果が大きく、あまり不便を感じず、そして、一度手続きをしたら、その後の対応が不要なものを選びます。

例えば、スマホの料金や自動車保険、医療保険の見直しなどです。

商品選びや手続きに手間や時間がかからないものを選ぶこともポイントです。
効果金額が大きいものでは年間数万円になることもあるので、ぜひ検討してみましょう。

2. 社会的信用の低下に備えておくこと

会社を辞めて転職や独立をすると、信用が低下して、新たなローンが組めなくなったり、クレジットカードが作れなくケースが多くあります。

私のように転機は突然やってくるかもしれません。
そうなる前に、普段から、金利の低いローンに借り換えをしたり、クレジットカードを見直しておきましょう。

年会費だけ払って、実際には使っていないクレジットカードはありませんか?
経済的な効果も大きいので、一度整理しておきましょう。

3. 自分の市場価値を知っておくこと

自分の市場価値を知っておくことも大切です。
今の仕事を辞めても、お金を稼ぐことができるかという目安になります。

今の仕事を辞めて、別の仕事を始めても十分にやっていけそうだという評価が得られれば安心でき、気持ちに余裕が生まれます。

気持ちに余裕があれば、仕事を辞めたくなったり、私のように突然辞めることになっても、落ち着いて対応できます。
職場でつらいことがあったときの精神的な逃げ場にもなります。

もし、現時点での評価が低くても、会社を辞めたいと思う前に、スキルアップして市場価値を高めておくことができます。

自分の市場価値を確認するときのポイントは、自分の所属している会社や組織外で、自分のことを客観的に見てくれる人に評価を求めることです。

社外では、社内ほど評価されないケースや、逆に、社内では評価が低くても、社外では必要とされる人材だったというケースも十分に考えられます。

私の場合は、英語を使った仕事に興味があったので、自分の英語力が通用するか、英会話教室の先生に相談してみました。

自分の市場価値を知ることは、人生設計の基本です。
早めに確認しておくことをおすすめします。

まとめ:仕事を辞めたいと思う前に準備すべきこと

まとめ:仕事を辞めたいと思う前に準備すべきこと

私の場合、会社を辞めて転職する機会が、突然訪れました。

それでも、準備をしていたため、不安やリスクを減らすことができ、慌てることはありませんでした。
そして、自分の思い立ったタイミングで仕事を辞めて、転職することができました。

今回お伝えした準備は、仕事を辞めて、転職する際に役立つだけでなく、仕事を辞めるつもりがなくても、経済的、精神的な助けにもなります。

仕事を辞めたくなる前に実行するのがおすすめです。

仕事を辞める前の3つの準備のまとめ

  1. お金を管理・節約しておくこと
    • 収入がなくても生活できる期間を把握しておきましょう。
    • 効果の大きい節約をしておきましょう。
  2. 社会的信用の低下に備えておくこと
    • ローンやクレジットカードを見直しましょう。
  3. 自分の市場価値を知っておくこと
    • 自分が所属している会社や組織外で、自分のことを客観的に見てくれる人に評価を求めましょう。

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