英語学習も、参考書を購入したり、資格試験を受験したり、英会話教室に通ったりすると費用がかかってきます。
英語学習は、未来に対する投資だと思うけど、費用を抑えられたら助かるなぁ。
利用できそうな補助金があるのかな?
どんな制度があるか知りたいな。
この記事では、英語学習に利用できる補助金や制度を紹介します。
TOEICの受験料の割引制度も紹介しますので、参考にどうぞ。
なお、本記事に記載している制度の内容は、2020年2月現在の情報です。
最新の情報は実施団体のホームページ等でご確認ください。
英語学習に利用できる補助金と費用を抑えるための制度
英語学習の費用を抑えるために役立つ制度は、公的な補助金や所属している会社・学校などの団体が独自に実施しているものがあります。
それぞれに資格や条件がありますが、一度、確認してみましょう。
この記事では、英語学習の費用を抑えるための制度と、TOEICの受験料の割引や補助の2つに分けて紹介します。
以下のようなものがあります。
英語学習の費用を抑えるための制度 TOEICの受験料の割引や補助 ※項目をクリックするとジャンプします。 |
ひとつずつ見ていきます。
英語学習の費用を抑えるための制度
英語学習の費用を抑えるための制度を2つ紹介します。
英語学習の費用を抑えるための制度
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この2つは会社などに勤めている方、もしくは勤めていた方が対象です。
補助される金額が大きい場合もあるので、確認してみましょう。
これから英会話教室に通ったり、通信教育を受講しようと考えている方は、要チェックです。
厚生労働省の一般教育訓練給付金
一般教育訓練給付金は、雇用の安定と再就職の促進を目的として、能力開発やキャリア形成を支援する厚生労働省の公的な制度です。
厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した後に、支払った費用の一定割合がハローワーク(公共職業安定所)から支給されるというものです。
英会話教室・英会話スクールや通信教育などで、対象に指定されたコースがあります。
以下のような内容です。
一般教育訓練給付金
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ハローワークでは、制度の詳細や受給資格の有無だけでなく、受講を希望する講座が、制度の対象に指定されているか確認できます。
この制度は、決められた修了条件(出席率や修了前試験の正答率など)をクリアしなければ申請ができません。
受講を検討している英会話教室や通信教育があれば、この制度の対象かどうか、そして修了条件がどうなっているか確認してみましょう。
勤務先での自己啓発、能力開発の支援
会社によっては、社員の自己啓発や能力開発を支援しているところがあります。
内容も会社によってまちまちですが、この機会に勤務先の状況を調べてみましょう。
指定された講座を受講すれば費用の一部が補助されたり、資格を取得すると報奨金が支給されたりします。
勤務先の制度を利用すると、英語を学習していることが周りに知られてしまうので嫌だと思うかもしれません。
そんなときは、公言することを励みにして、英語学習に取り組んではどうでしょうか。
今まで知らなかった制度があるかもしれません。
勤務先の担当部署に確認するのがおすすめです。
TOEICの受験料の割引や補助
TOEICのスコアを英語学習の目標にしたり、学習成果を確認する指標にしている方も多いと思います。
TOEICを受験する方は、以下の制度を確認してみましょう。
TOEICの受験料の割引や補助
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TOEIC 団体特別受験制度(IPテスト)
団体特別受験制度は、TOEIC運営団体の一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が実施している制度です。
会社や学校などの団体で申し込みをおこない、その団体が主体で試験を実施する制度です。
IPテスト(IP:Institutional Program)とも呼ばれ、IIBCが主催する公開テストよりも、安価に受験できます。
自分の所属する会社や学校でIPテストを実施していないか、確認してみましょう。
TOEIC 団体特別受験制度(IPテスト)
この内容は、Listening & Reading Testの場合です。 |
注意点として、IPテストと公開テストでは試験条件が異なるため、テスト結果のレポートの形式が異なります。
テスト結果のレポート
- IPテスト:スコアレポート(個人成績表)
- 公開テスト:Official Score Certificate(公式認定証)
通常は、IPテストのスコアは、公開テストのスコアと同じ扱いでよいと思いますが、転職などで、公開テストの公式認定証の提出を求められる可能性があるときは、公開テストを受けましょう。
会社内でTOEICに興味がある人が多かったり、会社から英語学習を奨励されている場合は、社内でIPテストを開催してもらえないか、担当部署に相談するのもよいと思います。
TOEIC リピート受験割引制度
TOEIC運営団体のIIBCでは、TOEIC(Listening & Reading Test)のリピート受験割引をおこなっています。
公開テストをインターネットで申し込んで受験すると、1年後の同月から3ヶ月間に実施される公開テストのうち、1回を割引価格で受験できるというものです。
例えば、今年4月にTOEICを受験した場合、来年4~6月の公開テストのうち、1回を割引価格で受験できます。
TOEIC(Listening & Reading Test)リピート受験割引制度
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TOEICを継続的に受験する予定の方は、登録も無料なのでおすすめです。
勤務先や大学での受験料の補助
国際的に活躍できる人材を育成するために、会社や大学によっては、TOEICの受験料の補助をおこなっています。
会社や大学によって補助の内容はさまざまですが、担当部署に問い合わせてみましょう。
大学によっては、ホームページでアナウンスしているところもあります。
確認してみましょう。
英語を仕事や副業・アルバイトに使いましょう【収入アップも可能】
この記事では、英語学習に利用できる補助金など、費用を抑えるための制度をお伝えしました。
費用の負担を減らすことも、英語学習を継続するコツの一つです。
利用できるものがないか確認してみましょう。
さらに英語学習の支出を減らすだけでなく、英語を使って収入を増やすことを考えてみるのもおすすめです。
学んだ英語を仕事に使ってみたり、アルバイトや副業に使うことも考えましょう。
仕事などの責任のあるところで英語を使うと、英語学習も加速します。
自分にはちょっと早いと感じたかもしれませんが、そんなことも考えながら、英語学習をすすめてみましょう。
英語学習に取り組む気持ちが変わってくるかもしれません。
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