英語を学習するときにノートを取る方も多いと思います。
ノートはどんなふうに取るのがいいのかな?
あまりノートを取るのは得意じゃないし、良い方法があれば知りたいな。
この記事では、そんな疑問にお答えします。
実用性重視のノートの作り方(ノート術)を紹介しますので、気になるところだけでも取り入れてみてはどうでしょうか。
英語学習でノートを取るときに意識すること
授業を受けるときや参考書で学習するときなど、ノートを取ることも多いと思います。
効率よく英語学習するするために、ノートを取るときに意識しておきたいことがあります。
それは、”ノートは単に記録するものではなく、何度も見返して、英語を理解し覚えるためのもの”ということです。
このことを少し意識しておくだけでも、ノートの取り方が変わってくると思います。
英語を理解して、覚えることに役立つように、実用的なノートを作っていきましょう。
ケース別の英語学習のノートの作り方
英語学習のノートは、学習方法や学習内容別に作るのがおすすめです。
それぞれのケースで、ノートの作り方が変わってきます。
今回、つぎの3つのケースについて、ノートの作り方を紹介します。
・今回、紹介する3つのケース
|
1. 授業を受けるときのノートの作り方
授業を受けるときは、あとで授業を再現できるくらいの気持ちで、ノートを取っていきましょう。
あくまで気持ちです。。。
とにかく自分にとって新しい情報を、ノートに書き込んでいきます。
すでに知っていることが多いときは、ほとんどノートを取る必要はありません。
知らないことが多いときは、ノートに取ることがたくさんあります。
授業を聞くときは、その場で内容を理解することも大切ですが、授業の後で内容を思い出せるようにすることも大切です。
書き込む量が少ない場合は、ノートは不要です。テキストの空いたところに書き込みましょう。
あとで授業内容を思い出せれば、それでOKです。割り切りも必要です。
なお、授業形式の動画教材やアプリで学習していて、何度も見直せる場合は、ノートを取ることにそれほど力を入れる必要はありません。
ノートを取ることよりも、内容を理解することに力を入れましょう。
2. 参考書で学習するときのノートの作り方
ノートの作り方を紹介する記事の中で言いにくいのですが、、、
参考書で学習するときは、できればノートを作らないのがおすすめです。
ノートは作らずに、参考書の空いたスペースに書き込んでいきましょう。
辞書や他の参考書で調べたことも書き込んでいきます。
ノートを作らない理由は、あとで復習しやすいからです。
参考書とノートを照らし合わせながら、復習するのはちょっと面倒です。
参考書に書き込んでおけば、その参考書を見るだけで学習が完結できます。
面倒なことを少しでも減らすのは、英語学習を長続きさせるコツです。
参考書によっては書き込むスペースが小さかったり、書き込む量が多くて、空いたスペースに書ききれないかもしれません。
そんなときは、大きめの付箋(ポストイット)を利用します。
付箋に書き込んで、そのページに貼っておきます。
付箋なら簡単にはがしたり、貼り直せるので、参考書を読む邪魔になりません。
参考書に書き込んで、自分専用の参考書を作り上げましょう。
3. 覚えたいことを まとめるときのノートの作り方
覚えたいことをまとめるときは、単に整理するだけではなく、自分専用の問題集を作ることを意識しましょう。
文法や英文解釈も例文中心でまとめましょう
文法や英文解釈も、解説中心ではなく、例文を中心にしてまとめていきます。
そして、そのノートを使って例文を覚えていきます。
例文を覚えておけば、実際の場面で利用しやすいからです。
具体的には、ノートの1ページを縦半分に分けて使います。
左側に英文を書いて、右側に和訳と解説を書きましょう。
もちろん、書き込む量が多いときは、見開きの2ページを利用して、英文と和訳・解説に、それぞれ1ページずつ使ってもOKです。
このレイアウトにすることで、英文だけを見て和訳したり、逆に、和訳だけを見て英文する練習ができます。
問題集としての使用方法
作ったノートは、和訳や英訳の問題集として使用しましょう。
その際、ノート1ページと同じ幅の用紙を使うと便利です。
用紙は、コーナーをL字型に切り取っておきます。
和訳のテストをしたいときは、その用紙で和訳の部分を隠します。
英文だけが見えるようにして、和訳してみます。
自分なりに和訳してみたら、紙をずらして、正解の和訳を確認します。
さらに紙をずらして、つぎの問題に移ります。
和訳だけが見えるようにすることで、英訳のテストもできます。
自分のノートを、手軽に問題集として使うことができるのでおすすめです。
単語をまとめるときは、例文も一緒に書き込みましょう
覚えたい単語をまとめるときは、例文も一緒に書き込みましょう。
例文で覚えた方が、実際に英語を使うときに応用しやすいので役に立ちます。
単語よりも例文のほうが覚えやすい方もいると思います。
なお、ノートに単語をまとめるときは、品詞と発音記号も書いておきましょう。
これも単語を使うときに役立ちます。
具体的には、以下ようにノートにまとめていきます。
単語をまとめたら、問題集として学習に使いましょう。
使い方は、文法や英文解釈のところでお伝えした方法と同じです。
単語の意味をテストをしたいときは、意味の書かれた部分を用紙で隠します。
例文の和訳だけが見えるようにすることで、英作文のテストもできます。
覚えた単語や英文には印をつけたり、学習の進み具合が分かるように、ページの端に復習した回数を記入したり、工夫しながら学習しましょう。
英語学習のノートの作り方のまとめ
今回の記事では、ケース別に実用性重視のノートの作り方(ノート術)を紹介しました。
ノートは単に記録するためのものではなく、何度も読み返して、英語を理解して覚えるためのものです。
市販の問題集と違って、ノートを上手に使えば、本当に自分の苦手なところを集中的に学習できます。
ノートを作ることに時間を取りすぎるのは禁物ですが、いろいろ工夫してみると、ノートに愛着も湧いてきて、英語学習も楽しくなるでしょう。
ノートを使いこなして、効率よく学習しましょう。